♪ユメノカケラ♪

 眩しくカーテンの隙間から光が溢れる
 横たえた体のまま君の夢に浸っていたい
 夢の中では笑ってくれるのに
 目を開くと砕け散ってしまう
 ヒビワレタ ユメノカケラ
 こぼさぬよう抱きかかえ


 虚ろな頭に響く時計の音が
 残酷な現実を刻み付けようとしても
 いつもと変わらず置かれた香水の瓶が
 昨日のさよならを嘘のように思わせる
 同じ香りの二人の部屋で
 温もりの消えたベッドにひとり
 苦しくて 切なくて もう一度触れたくて

 傷つく事を避けてた二人は傷の深さを
 ごまかすように抱き合い 震えながら眠った
 出会った頃のときめきを追いかけて


 サヨナラ言った君の瞳に光る涙に
 誘われるように 言い訳の言葉が溢れ
 愛しさも 後悔も 思い出たちも
 共に過ごした時は今はもうここにはない
 ユメさえも硝子細工のようにヒビワレタ
 胸に小さな愛のカケラ残して
 笑顔いっぱいの写真を皮肉そうに眺めて
 捨ててしまおう明日には それでもまたきっと
 眠りについたら 拾い集めるのだろう
 ヒビワレタ ユメノ・・・カケラを・・・


 作詞:鶴田貴久
 作曲:川路コータロウ
 編曲:C’est la vie


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